医療法人博侑会 吉岡医院

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府立医大にお邪魔しました

2017年4月7日

せっかくの桜の季節ですが、
今週末は少し雨模様のようです。

今年は3月下旬の気温が低く、
開花が例年よりもゆっくりしているようです。
次の週末まで持ってくれるといいのですが。

皆様はもうどこか、
お花見に行かれましたでしょうか?

新年度のスタートです。
気持ちも新たに頑張りたいです。

 

 

さて、
当院では胃カメラ・大腸カメラを行っていますが、
しばしば診断や治療に困ることがあります。

開業するまでは病院勤めでしたので、
何かあったら相談することができたのですが、
今は一人でやっているのでそれができません。

あまり見ない内視鏡像や診断に苦慮する症例は、
関連する各科の知り合いに相談し、
場合によっては患者様を紹介するなどしていました。

それでも日常的に、
細かい疑問や悩みは残ります。

また当院の検査は、
患者様の苦痛を少なくする努力を行っていますが、
もっといい方法はないのかいつも頭を悩ませています。

そこで京都府立医大の大腸内視鏡の講師で、
私の知り合いでもある吉田直久先生に、
府立医大の大腸内視鏡の見学を依頼しました。

府立医大の大腸内視鏡検査は、
ESDなど高度内視鏡治療で症例数が増加し、
最近では関西で1,2位を争う程になったそうです。

そこを先頭に立ち引っ張っているのが、
吉田先生です。

実は高校が一緒で私より1学年下なので、
本当は気軽に吉田くんと呼びたいところですが、
この数年でみるみる業績を上げられ、
到底吉田くんなんて呼べない感じになりました。

最近では全国の学会や医療機関で講演を行い、
海外でも内視鏡のレクチャーを行っておられる、
超多忙ですごい先生なのです。

内視鏡の医療機器も日進月歩なら、
検査や治療の方法も日々着実に進化しています。

当院が行っている検査・治療は一般的ですが、
やはり時代の流れと即しているか
きちんと対応できているのか確認が必要です。

学会等で、
先端医療の話を聴くことはできますが、
通常の業務はなかなか伝わってこないものです。

という経緯もあり、
新年度のスタートでもあり、
今回見学の依頼をいたしましたところ、
快くオッケーを頂きました。

木曜日の午後から、
大学構内のローソンの2階にある
内視鏡室にお邪魔しました。

検査室に入ると
吉田先生は「座って」大腸カメラをやっていました。
大腸カメラでは医師は通常立って検査を行います。

いきなり驚かされました。
難しい患者様の大腸カメラを、
座りながら涼しい顔で行っています。

理由を伺うと、
1日10件ほどすることもあり、
立っている方がしんどいからだそうです。

私は今まで1日に10件も
大腸カメラをしたことがありません。
座ってするのは楽かもしれませんが、
余程技術がいると思われます。

なんか、いきなり、凄いです。

困難な症例も多い中、
検査、処置は大変スムーズに進み、
その途中折々に、
ポリープの観察方法や診断法、
治療の際の考え方など伺うことができました。

特に印象に残ったのは、
大腸ポリープ切除の際に電気メスで焼かない、
「コールド・ポリペクトミー」という方法があるのですが、
私は手術後の出血防止のために、
多くのケースでクリップをかけていました。

しかし伺ったところによれば、
「コールド・ポリペクトミー」後の出血は殆んどなく、
吉田先生はまずクリップは不要と言っていました。

このように最先端の技術の話ではなく、
通常の業務でのちょっとした知恵やノウハウは、
現場で直接見聞きする以外なかなかわかりません。

もちろんこれだけではありません。
大学病院という高度な医療機関の見学は、
私にとって学ぶべきことが沢山ありました。

設備・機能・技術をみても、
当院は当院なりに頑張ってはいると思いますが、
お手本として目指すところも多くあります。

また若手の先生に対する指導を聞いていても、
普段自分が同じように苦労していることに対し、
的確にアドバイスされており参考になりました。

一人で取り組んでいる私にとっては、
宝の山のようなところでした。

「百聞は一見に如かず」

この言葉がぴったりだったように思います。

これを機に当院と府立医大が、
よりスムーズに医療連携が取れるようになり、
結果的に当院の医療の質の向上につながれば、
言うことなしですね!

これからも時々見学させていただき、
そこで得た知識や情報を、
皆様とも共有できればと思っております。

 

 

吉岡医院  吉岡幹博