医療法人博侑会 吉岡医院

受付時間 午前診9時~/夜診18時~
終了時間は曜日・診療科
により異なります。

詳細はこちら

日・祝全日/木・土午後 休診
  • 0120-12-7149
    075-451-0164
  • アクセス
  • WEBお問い合わせ

肛門科・外科

肛門科

肛門科について

痔疾患は国民病とも言われているくらい、多くの人が悩まされている病気です。症状は出血や痛みですが、これがだんだん進行すると非常に苦痛で不快なものとなり、場合によっては手術が必要となります。そのため痔というものを正確に知って、早く治療することが必要です。
また、痔と同じような症状でも、大腸がんやポリープ、潰瘍性大腸炎など出血を来す病気を否定できないこともあります。
疑わしい場合には適宜大腸カメラを行い、他の重大な病気を見落とさないよう心がけております。

肛門科

肛門にできる主な病気

1.内痔核、外痔核(いぼ痔)
2.裂肛(切れ痔)
3.肛門周囲膿瘍、痔瘻

肛門にできる主な病気

内痔核について

内痔核は肛門の内側、直腸下部がはれることによりできます。初期は痛みはなく排便時の出血が主な症状ですが、進行すると肛門から脱出し痛みを伴います。
以下の4つの段階があります。

Ⅰ度…直腸に痔核ができる。痛みなく、排便時の出血が主な症状。
Ⅱ度…排便時に痔核が脱出するようになる。排便後は自然と元に戻る。
Ⅲ度…排便時に脱出した痔核が、自然には戻らず指で押し込まなくてはならない段階。
Ⅳ度…常に脱出している。常時肛門に不快感や痛みがあり、粘液がもれ出て下着が汚れる。

分類 主な症状



Ⅰ度 ● 痔核の脱出はない。
● 痛みはなく、排便時に鮮血を出血することが多い。

Ⅱ度 ● 排便時に脱出するが、自然に戻る。

Ⅲ度 ● 脱出して、指で押し込まないと戻らない。

Ⅳ度 ● 指で押し込んでも戻らず、出たままの状態となる。
● 粘液がしみ出て下着が汚れる。

外痔核について

突然激しい痛みを伴い、肛門のふちに大豆くらいの大きさのしこりができる痔核です。排便時や座った時、指で触れたと時に強い痛みを生じます。

裂肛について

硬い便の排泄や頻回の下痢などにより、肛門の上皮が裂けた状態になります。症状としては排便時の出血と比較的強い痛みです。繰り返すと肛門が狭くなることがあります。

肛門周囲腫瘍・痔瘻について

直腸の下端にある肛門陰窩に細菌が侵入し、肛門線が感染し、その炎症が肛門周囲に広がって膿がたまってできるのが肛門周囲腫瘍です。やがて腫瘍は自然に破れるか、治療で切開されることにより膿が排泄され軽快しますが、その後約半数の方は膿が通る道(瘻管)が残った状態となります。これを痔瘻と言います。
痔瘻は自然に治ることが少なく、何らかの処理、あるいは手術が必要となります。

1.原因

肛門陰窩から細菌が入り込む

肛門陰窩から細菌が入り込む。

2.肛門周囲腫瘍

肛門周囲腫瘍

肛門線の炎症が広がり、膿がたまってくる。

3.痔瘻

痔瘻

膿の出口(二次口)から膿が排泄されるが、原発口まで通じる瘻管が残る。

診察の方法

左側臥位で(左向きに横向きに寝て)、ズボンや下着を膝までおろした状態で軽く膝を曲げ、お尻を少し突き出す体位(シムス体位)にて診察を行います。
バスタオルをかけるなどしてなるべく露出部が少なくなるように配慮しております。

診察の方法

当院での治療について

痔の治療は軟膏や飲み薬の保存的治療から、痔に注射をする硬化療法、入院して行う昔ながらの手術療法と、歴史的にも実に多くの治療法が行われております。当院のような入院設備のない医院と、手術室があり入院が可能な病院とでは、お勧めする治療法も微妙に異なっていることもあるかもしれません。
以下では当院で可能な治療の説明を行っております。

内痔核

Ⅰ度は軟膏治療、排便のコントロールなど保存的治療で経過を見ます。
Ⅱ度、Ⅲ度は手術(結紮切除術)や痔核硬化療法(ジオン・ALTA療法)を行います。
Ⅳ度は主に手術の適応で、場合によっては入院や緊急手術が必要となる場合があります。

当院で治療可能な痔核はⅢ度までで、Ⅳ度はまず保存的治療ができれば行い、Ⅲ度以下に改善した時点で硬化治療を考慮します。

痔核硬化療法(ジオン注・ALTA療法)

Ⅱ度からⅢ度の内痔核に対し、ジオン注(硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸注射液)を注射し、痔核への血流を遮断し痔核を硬化させる治療です。
治療は肛門鏡という筒のような機械を肛門から挿入し、痔核を見ながら1つの痔核に対し4か所の注射を行います。注射の場所はあらかじめ決められており、別名4段階注入療法とも言います。
当院では日帰り治療のみ行っております。

外痔核

軟膏治療と排便コントロール、生活習慣の改善を行い通常2~3週間で自然に消退します。
改善のない場合、痛みが強い場合は結紮術を行います。

外痔核結紮術

裂肛の後に生じた皮垂(肛門周囲の皮膚が余って膨れている)や、急性期を過ぎた外痔核、肛門ポリープなどを局所麻酔下に糸でくくり、取り除きます。
糸でくくった痔核は血流がなくなり、2週間前後でとれてしまいます。その間はやや痛みがあり、傷口から浸出液が出ますので、軟膏を塗布し脱脂綿で保護しておきます。
この治療に関しては手術後も1週間程度は毎日通院で傷口をチェックする必要があります。

裂肛

原因となる便秘や下痢を防ぎ、傷を治す保存的療法が基本です。慢性的に繰り返すようになるとなかなか治癒せずに狭窄を来すことがあります。
手術は用手的に肛門を拡張する方法や、狭くなった筋肉を切開する方法、肛門の外側の皮膚をスライドさせて広げる方法などがありますが、当院では行っておりません。手術を必要とするのは裂肛の患者様の1割程度と言われていますが、その際はお近くの病院をご紹介いたします。

肛門周囲膿瘍

抗生剤の内服では改善しないことが多く、可能な限り来院時に局所麻酔下に切開排膿を行っています。場所や大きさがわかりにくいとき、診断がつきにくいときなどは、近くの病院でMRIをとっていただき参考にしています。

痔瘻

痔瘻は単純な場合と複雑な場合で治療の難易度が大きく異なります。肛門に近く瘻管が直線的なものに関しては、局部麻酔下にゴム輪を通すシートン法で対応しております。
複雑な痔瘻に関しては当院での治療は困難ですので、お近くの病院をご紹介しております。

外科

1.けがの処置

「包丁で指を切った」「頭を打って出血した」など、外傷(けが)の処置を行っています。
必要であればその場で局部麻酔下に縫合処置を行います。

けがの処置

2.日帰り手術

アテローム(粉瘤)切除

アテロームとは、主に背中や臀部にできる皮膚のしこりです。大きくなると内部に細菌感染が起こり腫瘍になることがあります
一度受診いただき、部位や大きさ、感染の有無を調べ、切除可能か判断いたします。腫瘍の場合は切開排膿をまず行い、感染が消褪したのちに切除いたします。
局部麻酔を用いた手術は平日の昼過ぎから行っておりますので、日程の相談をいたします。顔面や頭頸部など、専門的な手技が必要な場合や、大きくて切除が困難な場合は近くの病院をご紹介することがあります。

陥入爪(まきづめ)手術

巻いて食い込んでいる爪の両端を切除する方法や、切除せずに持ち上げて直す方法(ガター法)などで対処しております。形状記憶合金でのワイヤー治療は行っておりませんので、ご希望の場合は皮膚科や形成外科をご紹介しております。

3.手術などの治療の相談

また当院や他院で腹部や消化器の手術を考慮する病気が見つかった患者様には、手術の必要性、内容などご説明し、適切な医療機関へご紹介するお手伝いを行っております。

手術などの治療の相談